デリバリー(Uber・出前館・Wolt)での価格設定の仕方
こんにちは!おおさきっちんの渚です。
今日は、ウーバーイーツや出前館などデリバリーサービスを利用する際に、どのように値段をつけているのか、店頭価格とどれくらい価格を変えているのかをお話したいと思います。
デリバリーサービスをこれから利用するか検討している
これから導入するけれど価格設定をどうしたらいいのかわからない
デリバリーサービスの価格ってなんでこんなに高く設定されているの??
という方に参考にしていただければ幸いです。
1.デリバリーサービスの手数料とは
デリバリーサービス(UberEatsや出前館、Woltやmenuなど)では、ご存じの方も多いと思いますが、利用するのに店舗が「配送手数料」を支払います。
UberEats「私のところのサービス利用者にあなたのお店の料理を届けるし配達員も用意するから、その分の料金を売上歩合でいいので支払ってね」
ということですね。
そう考えるとかなり安いと思いませんか??売り上げがなかったら払わなくていいし、Uberさんは、飲食店が稼働しなくてもデリバリースタッフは抱えておかないといけないのです。。。
手数料が高い、とみんな嘆いていますが、それには理由があるのですよね。
2.デリバリーサービス手数料の割合
これは、どのデリバリーサービスもほぼ同一の割合で、
売上の35%前後
となっています。
例えば売上が1万円あったら、3500円くらいが配達手数料として売上から引かれるわけです。
3.デリバリーサービスでの価格のつけ方
では実際、どのようにデリバリーサービスでの価格を付けていくのがいいのでしょうか?
いくつか見方があるので、ご紹介します。
① 競合価格との比較
まずは、競合のアカウントを検索して、その価格を調べてみます。
できる限り人気の店舗を見てみて、その価格帯を参考にするのが楽な方法です。
デリバリーサービスって、意外と「安いから売れる」ということでもないのですよね。最低注文金額などがありますし、所得が高い方々が使っていることも多いからです。
また、すでにその業態でその価格でのニーズがある、とわかっている層なので、ある程度そのパイを狙うこともできます。(ターゲットがゼロではない)
② 店頭価格から計算
次の方法としては、通常販売している店頭価格から、手数料を考慮して設定したりもします。
店頭価格/0.65
の価格にすると、デリバリーで売れた際に入る金額が、店頭価格と同じ価格になります。
・・・が、単純にこれはお勧めしないです。
なぜかというと、他のアカウントよりもかなり高くなってしまい、普通にこれで設定するだけだと売れないからです。
店頭よりもデリバリーサービスを利用するのは、利益率は低くなること前提で考えるべきです。何より、人を雇わずに配達をやってくれるのですから。。。!
初期補用がない「シェアキッチン」「ゴーストレストラン」では、時間当たりだと固定店舗よりも家賃が高めになっていて利益率が低いのと同様です。
ということで、利益率を変えずにデリバリーサービスを利用しようとするのは基本的には難しいと思った方がいいです。(一部すごい成功しているところもありますが)
③ 最低注文金額やプロモーション的に注文しやすい価格にする
出前館やWoltだと、最低注文金額があるのですが、それを利用する方法です。
例えば、出前館は800円の最低注文金額がデフォルトになっているので、
・800円の商品を用意することでお客様に選ばれやすいようにしたり、
・逆に780円とかの商品を用意することで買い足しを促進したり
など。
またUberEatsだと、プロモーション(○○円以上で送料無料、○○円以上お買い上げで割引クーポンが利用可能、など)の境目が大体1500円や2000円なので、上記同様その境目を利用してピッタリの商品を作ったり、少し足りない商品を作ったりします。
これは①や②の方法と併用して考えるものにするといいのかなと思います。
ということで、色々と価格設定についてお話させていただきました。
デリバリーサービスを利用したことある方は「なんでこんなに高いんだ!」と嘆いている方もいらっしゃると思いますが、
陰にはこんなに高い手数料と、その一方でUberなどのすごいポイントが隠れているのです。
少しでも参考になったら嬉しいです!!
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